日本全国で雨による被害が多発している。
早くも活発な台風が発生し、いったい夏は何処に行ってしまったんだろう。
自然環境のリズムが乱れると、作物などに大きな影響がおよぶが予想される。
1993年、日本は冷夏による影響で大きなダメージを受けた年でした。
日本人の主食であるお米はもちろんのこと、野菜や果物といったものも不作でした。
また、冷房器具や衣料品、ビールなどの季節商品も売れず、
日本経済は目に見えてダメージを受けたようです。
この年の秋に収穫されたお米は、
日本人が国内で1年間に消費するお米の量からみると、
200万トン以上も足りなかったそうです。
9月下旬になり、お米の不作報道が日本中に広まると、
政府は100万トンの米緊急輸入を決定します。
輸入予定はその後266万トンまでふくれあがったようです。
年が明けたころから輸入米が販売されはじめ、本格的な米騒動がはじまります。
スーパーなどでは、米価格の高騰。米農家ではお得意先にしか売らなくなったりしました。
お米の販売には行列ができ、何処に行っても、国産米は売り切れ状態となったようです。
また海外でも、日本の緊急輸入の影響を受けていました。
当時、お米はどの国でも自給的な作物だったのですが、
それまで輸入が0だった日本が急に266万トンの輸入を発表したのです。
当時の世界の米貿易量は全体で約1200万トン。
そのうちの約20%の需要が突然登場したのです。
お米の貿易価格は約2倍に高騰しました。
輸出国のタイなどでも国内のお米の価格が上昇し、国民の生活を苦しめることになりました。
逆に、輸入国のアフリカやイランなどは、日本のせいでお米が買えずに生活が危ぶまれたようです。
日本はこの年、飢餓を他の国に輸出して生きのびたと言ってもいいでしょう。
人間の生活は、自然環境に大きく左右されます。
今年の秋になり作物の収穫量がどうなるか心配ですね。
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